kintone の使い方

kintoneで関連レコードの件数や合計を親レコードに保存する

顧客台帳に案件一覧を表示していても、その顧客の案件数や受注額合計を一覧で比較したい場面があります。顧客台帳を親アプリ、案件管理を子アプリとして、集計値を親レコードに保存する方法です。

まず標準機能でできることを確認する

関連する案件を表示するだけなら、標準の「関連レコード一覧」を使えます。管理者は親アプリに関連レコード一覧を置き、参照するアプリに案件管理を指定してください。「表示するレコードの条件」で、両アプリの顧客コードが一致するように設定します。

集計結果を見るだけなら、案件管理アプリで顧客別のグラフや集計表を作る方法もあります。ただし、関連レコード一覧は計算式から参照できません。親レコードの数値として保存したい場合は、JavaScriptによる取得・書き込みや「関連レコードの集計」を使います。

公式ヘルプ:関連レコード一覧の設定、計算式で参照できるフィールド、グラフを作成する

プラグインをアプリに追加する

テスト用に顧客台帳を親アプリ、案件管理を子アプリとして用意してください。両方に文字列1行の「顧客コード」を置き、子アプリには数値の「受注額」を置きます。親アプリに関連レコード一覧を設定し、同じ顧客コードの案件が表示されることを先に確認してください。親アプリには集計値を書き込む数値フィールドも追加してください。書き込み先は計算式やルックアップを設定していない、手入力用の数値フィールドにしてください。

  1. 管理者は「関連レコードの集計」の配布ページから署名済み ZIP をダウンロードしてください。展開せずに使います。
  2. kintone システム管理の権限を持つ管理者が、歯車アイコンから「kintone システム管理」→「プラグイン」→「読み込む」を開き、ZIP を選択してください。
  3. アプリの管理者は、使うアプリの設定画面で「プラグイン」→「追加する」を開き、「関連レコードの集計」を追加してください。歯車アイコンからプラグインの設定画面を開いてください。

設定してテスト用レコードで確かめる

  1. 「ルールを追加」を押し、「関連レコード一覧」で集計対象を選択してください。関連レコード一覧・集計方法・書き込み先の組み合わせを1つのルールとして設定します。
  2. 「集計方法」を「件数」か「合計」にしてください。「合計」では「関連先アプリの数値フィールド」に受注額などを指定します。「件数」では、この指定は不要です。
  3. 「書き込み先の数値フィールド」を選び、「設定を保存」を押してください。アプリの設定画面で「アプリを更新」を押してください。
  4. 親レコードの顧客コードを「A001」にし、子アプリにも顧客コードが「A001」の案件を2件作って、受注額を1000と2000にしてください。親レコードを編集して保存し、件数なら2、合計なら3000が保存されることを確認してください。

動作する範囲と更新のタイミング

集計対象はログインユーザーが閲覧できるレコードだけです。全件の合計が必要な場合は、利用者の閲覧権限をそろえてください。子レコードを変更しただけでは親の保存値は変わりません。詳細画面の最新値も未保存の表示です。保存値の更新には親レコードを編集して保存してください。CSV読み込み・REST API・一覧のインライン編集による親レコードの更新では動作しません。

一覧のインライン編集は、一覧画面でレコードを直接編集する操作です。REST API は、外部ツールなどからレコードを登録・更新するための仕組みです。

無料版でできることとパック版で増えること

無料版は期限なく使えます。無料版とパック版は同じ ZIP で、管理者が設定画面に全部入りパックのライセンスキーを入力すると機能が増えます。この製品単体の販売はありません。

項目無料版(基本の機能)パック版(機能を追加)
ルールの数1 つ3 つまで
集計方法件数・合計件数・合計・平均・最大・最小

有料の機能を使う設定を初めて保存した日から 30 日間は、ライセンスキーなしで試用できます。全部入りパックは年 29,800 円(税込)で、kintone の環境ごとに1つ必要です。購入する場合は設定画面の「購入する」を押してください。試用終了後も設定は残り、無料の範囲で動作します。有料機能が追加される前の版で保存した設定の扱いは、配布ページをご確認ください。

配布ページで無料版・パック版の条件を確認する・料金とライセンスの説明を読む

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