kintone の使い方
kintoneのテーブルの行数を決めて追加・削除を制限する
申請明細を最初から5行用意したい場合や、入力できる行を10行までにしたい場合があります。承認後は行の追加・削除ボタンを隠す、といった運用も設定できます。
まず標準機能でできることを確認する
利用者が必要な分だけ行を増減すればよい場合は、標準のテーブルで対応できます。管理者がフォームにテーブルを追加すると、利用者は入力画面で行を追加・削除できます。
標準のテーブル設定には、初期行数や業務上の行数上限を指定する項目がありません。2026年10月以降のJavaScript APIでは追加・削除ボタンの表示を切り替えられますが、処理を作る必要があります。「テーブル行数の調整」なら、管理者が設定画面から行数とボタンの表示条件を指定できます。
公式ヘルプ:テーブルの設定項目、2026年10月のJavaScript API追加
プラグインをアプリに追加する
テスト用アプリに明細テーブルを用意してください。初期行数の補充・空行の削除は無料です。行数の上限とボタンの非表示はパック版の機能で、試用でも確認できます。
- 管理者は「テーブル行数の調整」の配布ページから署名済み ZIP をダウンロードしてください。展開せずに使います。
- kintone システム管理の権限を持つ管理者が、歯車アイコンから「kintone システム管理」→「プラグイン」→「読み込む」を開き、ZIP を選択してください。
- アプリの管理者は、使うアプリの設定画面で「プラグイン」→「追加する」を開き、「テーブル行数の調整」を追加してください。歯車アイコンからプラグインの設定画面を開いてください。
設定してテスト用レコードで確かめる
- 「テーブルを追加」を押し、「対象のテーブル」で明細を選択してください。「初期行数」に5を入力してください。保存時も5行を保つ場合は「保存時も初期行数を保つ」を有効にします。空行の削除と両方を有効にすると、空行を削除してから不足分を補充します。
- 不要な空行を消す場合は「保存時に空行を削除する」を有効にしてください。「初期値だけの行も空行とみなす」を有効にすると、利用者が初期値と同じ内容を手入力した行も削除対象です。
- 上限を設ける場合は「行数の上限」に10を入力してください。追加や削除を制限する場合は、それぞれのボタン設定で「ボタンの表示」を選択してください。「常に非表示にする」や、フィールド・ログインユーザー・ステータスによる判定を指定できます。
- 「保存」を押し、アプリの設定画面で「アプリを更新」を押してください。レコード追加画面に5行あることを確認してください。上限を設定した場合は、追加ボタンを「常に表示する」にしてから11行に入力して保存し、エラーで止まることも確認してください。ボタンの非表示を使う場合は、上限を確認した後に表示条件を設定し直し、条件に合うときだけボタンが隠れることを確認してください。
動作する範囲と更新のタイミング
入力済みの行を初期行数に切り詰める機能ではありません。ボタンはテーブル全行でまとめて非表示になります。行を削除する前の確認には対応していません。PCとモバイルの追加・編集画面で動作し、CSV・REST API・一覧のインライン編集は対象外です。ボタンの非表示には2026年10月以降の対応APIが必要です。
一覧のインライン編集は、一覧画面でレコードを直接編集する操作です。REST API は、外部ツールなどからレコードを登録・更新するための仕組みです。
無料版でできることとパック版で増えること
無料版は期限なく使えます。無料版とパック版は同じ ZIP で、管理者が設定画面に全部入りパックのライセンスキーを入力すると機能が増えます。この製品単体の販売はありません。
| 項目 | 無料版(基本の機能) | パック版(機能を追加) |
|---|---|---|
| 機能 | テーブルごとの初期行数の補充、保存時に初期行数を保つこと、空行の削除。テーブルの数に制限はありません | 無料の機能に加えて、行数の上限と、行の追加・削除ボタンの非表示 |
有料の機能を使う設定を初めて保存した日から 30 日間は、ライセンスキーなしで試用できます。全部入りパックは年 29,800 円(税込)で、kintone の環境ごとに1つ必要です。購入する場合は設定画面の「購入する」を押してください。試用終了後も設定は残り、無料の範囲で動作します。有料機能が追加される前の版で保存した設定の扱いは、配布ページをご確認ください。
配布ページで無料版・パック版の条件を確認する・料金とライセンスの説明を読む