kintone の使い方
kintoneで保存時に全角・半角や空白をそろえる方法
顧客名や商品コードに全角と半角が混ざると、検索やCSV出力の前に表記を直す手間がかかります。入力欄ごとに整形方法を決め、保存時にそろえる方法です。
まず標準機能でできることを確認する
商品コードの長さをそろえるだけなら、標準の文字列1行フィールドの設定で最小文字数と最大文字数を指定できます。ただし、文字数の制限は表記を変換する機能ではありません。標準の計算式にも、全角英数字を半角にしたり、半角カナを全角にしたりする関数はありません。
入力した欄そのものを保存時に整えるには、JavaScriptで処理を作る方法があります。コードを書かずに設定する場合は「保存時の文字整形」で対象フィールドと整形方法を選択できます。元の表記を残す必要がある欄は対象から外してください。
公式ヘルプ:文字列1行の設定と文字数の制限、計算式で使える関数
プラグインをアプリに追加する
テスト用アプリに、文字列1行の「商品コード」を用意してください。ルックアップや自動計算は設定しないでください。導入前にはデータをバックアップしてください。
- 管理者は「保存時の文字整形」の配布ページから署名済み ZIP をダウンロードしてください。展開せずに使います。
- kintone システム管理の権限を持つ管理者が、歯車アイコンから「kintone システム管理」→「プラグイン」→「読み込む」を開き、ZIP を選択してください。
- アプリの管理者は、使うアプリの設定画面で「プラグイン」→「追加する」を開き、「保存時の文字整形」を追加してください。歯車アイコンからプラグインの設定画面を開いてください。
設定してテスト用レコードで確かめる
- 「ルールを追加」を押し、「対象フィールド」で「商品コード」を選択してください。1つのフィールドと整形方法の組み合わせが1つのルールです。無料版ではテーブル外の3フィールドまで指定できます。
- 「全角英数字・記号・スペースを半角に変換する」「半角カナを全角に変換する」「前後の空白を削除する」「連続する空白を 1 つにまとめる(改行を除く)」を有効にしてください。4つの整形はフィールドごとに選択できます。
- 「設定を保存」を押し、アプリの設定画面で「アプリを更新」を押してください。
- 商品コードに「 ABC 123 カナ 」を入力して保存してください。「ABC 123 カナ」になることを確認してください。
動作する範囲と更新のタイミング
PCとモバイルのレコード追加・編集の保存直前に整形します。PCの一覧のインライン編集にも対応します。CSV読み込み・REST API・既存レコードの一括更新には対応しません。対象は文字列1行・文字列複数行と、テーブル内の文字列1行です。テーブル内はパック版の機能です。連続する空白をまとめる処理では改行を残しますが、前後の空白を削除すると先頭と末尾の改行も消えます。整形前の値を記録したり、元に戻したりする機能はありません。
一覧のインライン編集は、一覧画面でレコードを直接編集する操作です。REST API は、外部ツールなどからレコードを登録・更新するための仕組みです。
無料版でできることとパック版で増えること
無料版は期限なく使えます。無料版とパック版は同じ ZIP で、管理者が設定画面に全部入りパックのライセンスキーを入力すると機能が増えます。この製品単体の販売はありません。
| 項目 | 無料版(基本の機能) | パック版(機能を追加) |
|---|---|---|
| 整形するフィールドの数 | テーブル外の 3 つまで | 制限なし |
| テーブル内のフィールド | 整形しない | 整形する |
有料の機能を使う設定を初めて保存した日から 30 日間は、ライセンスキーなしで試用できます。全部入りパックは年 29,800 円(税込)で、kintone の環境ごとに1つ必要です。購入する場合は設定画面の「購入する」を押してください。試用終了後も設定は残り、無料の範囲で動作します。有料機能が追加される前の版で保存した設定の扱いは、配布ページをご確認ください。
配布ページで無料版・パック版の条件を確認する・料金とライセンスの説明を読む