kintone の使い方
kintoneのテーブルで条件に合う明細だけを集計する
明細に確定分と未確定分が混在しているとき、確定した金額だけを合計したい場面があります。行ごとの区分を条件にして、集計結果をテーブル外の数値フィールドに保存できます。
プラグインでできることを確認する
すべての行を合計する場合は、標準の計算フィールドで「SUM(テーブルの列)」を使えます。行の条件を付けずに合計するだけなら、まずこの方法を検討してください。
「テーブルの条件付き集計」は、条件に合う行だけの件数や合計を求めるほか、平均・最大・最小・最新の行の値も書き込めます。条件なしの件数か合計を1ルールで使う範囲は無料で、行の条件や集計方法を増やす機能は全部入りパックに含まれます。
プラグインをアプリに追加する
テスト用アプリに明細テーブルを置き、文字列の「区分」と数値の「金額」を追加してください。テーブル外には結果を保存する数値フィールドを用意します。書き込み先には計算式や、別のアプリから値を取得する「ルックアップ」を設定しないでください。条件付きの集計は有料の機能なので、パックのライセンスキーか試用で確認します。
- 管理者は「テーブルの条件付き集計」の配布ページから署名済み ZIP をダウンロードしてください。展開せずに使います。
- kintone システム管理の権限を持つ管理者が、画面右上の歯車メニューで「kintone システム管理」を選びます。「プラグイン」→「読み込む」を開き、ZIP を選択してください。
- アプリの管理者は、使うアプリの設定画面で「プラグイン」→「追加する」を開き、「テーブルの条件付き集計」を追加してください。追加した製品の行にある設定用の歯車を押すと、プラグインの設定画面が開きます。
設定してテスト用レコードで確かめる
- プラグインの設定画面で、明細テーブル、集計の種類「合計」、集計する列「金額」、テーブル外の書き込み先を選んでください。この組み合わせを1つのルールとして設定します。
- 行の条件に「区分」を指定し、「指定した値と等しい」で「確定」と比べてください。条件は1ルールに5件までで、複数ある場合はすべてに合う行か、いずれかに合う行かを選べます。
- 設定を保存し、アプリの設定画面で「アプリを更新」を押してください。
- レコードに「確定・1000」「未確定・2000」「確定・3000」の3行を入力して保存し、結果が4000になることを確認してください。区分を変更して保存し直し、結果も変わることを確認します。
動作する範囲と更新のタイミング
PCとモバイルの追加・編集画面で、保存直前に集計します。PCでは対象列の変更や行の追加・削除でも反映しますが、計算・リンクの列は保存時の反映です。詳細画面では更新しません。外部ツールからレコードを登録・更新する仕組みの「REST API」や、CSVファイルからレコードをまとめて登録・更新する「CSV読み込み」も対象外です。一覧画面でレコードを直接編集する「インライン編集」でも動作しません。何も入力されていない行は集計から除きます。計算フィールドにだけ値がある行も同じ扱いです。初期値などがほかの列に入っている行は、空の行とは扱いません。数値や日付を読み取れない場合は、書き込みを中断して保存エラーを表示します。
無料版でできることとパック版で増えること
無料版は期限なく使えます。無料版とパック版は同じ ZIP で、管理者が設定画面に全部入りパックのライセンスキーを入力すると機能が増えます。この製品単体の販売はありません。
| 項目 | 無料版(基本の機能) | パック版(機能を追加) |
|---|---|---|
| ルールの数 | 1 つ | 1 アプリに 10 件まで |
| 集計の種類 | 件数・合計 | 平均・最大・最小・最新の行の値 |
| 行の条件 | なし(すべての行を集計) | 1 ルールに 5 件まで |
このプラグインで有料の機能を使う設定を初めて保存した日から 30 日間は、ライセンスキーなしで追加機能を試用できます。無料の設定だけでは試用は始まりません。試用終了後も設定は残り、無料の範囲で動作します。
全部入りパックの内容と料金を確認する
全部入りパックは年 29,800 円(税込)で、次の 13 製品の追加機能を使えます。
- 営業日の期日と和暦
- 関連レコードの集計
- 保存時の文字整形
- 年齢・勤続年数の自動計算
- テーブルの文字列結合
- 日付・日時フィールドの自動入力
- フィールド変更履歴テーブル
- 条件付き必須フィールド
- テーブル行数の調整
- 一覧にテーブル行を表示
- 保存時の文字種チェック
- 年度・四半期・曜日の自動入力
- テーブルの条件付き集計
「ひな形で作る Excel 帳票」は別売りで、全部入りパックには含まれません。料金と購入方法は、この製品の配布ページをご覧ください。
ライセンスは kintone の環境(サブドメイン)ごとに1つ必要で、有効期間は365日です。サブドメインは、たとえば「〇〇.cybozu.com」の「〇〇」の部分です。同じサブドメインなら、複数のアプリに同じキーを使えます。
購入からライセンスキーの受け取りまで
単品は対象製品の設定画面から、全部入りパックは単品販売のないパック対象製品の設定画面から申し込みます。
- プラグインの設定画面で「購入する」を押すと、新しいタブで Stripe の支払いページが開きます。製品名と金額を確認してください。
- カード情報と領収書を受け取るメールアドレスを入力し、利用規約に同意して支払います。会社名の入力は任意です。
- 支払いが終わると、ライセンスキーの発行画面が開きます。表示されたキーをコピーし、プラグインの設定画面に戻ってライセンスキーの欄に貼り付け、設定を保存してください。
ライセンスキーはメールでは送りません。設定を保存すると、以後はプラグインの設定画面でいつでも確認できます。カード払いの領収書は Stripe からメールで届きます。銀行振込をご希望の場合は、請求書による銀行振込の案内をご覧ください。
自動更新・自動課金はありません。続ける場合は、設定画面の「更新する」から手続きしてください。有効期限を過ぎても14日間は猶予期間として有料の機能が動き、その後は無料の範囲で動作します。設定は残り、有効なライセンスキーを入力すると有料の機能を再び使えます。
販売事業者は Tsugite Labs です。ご不明な点はお問い合わせのページからメールでご連絡ください。キーの表示後は、お客様のご都合による返金はお受けしていません。Tsugite Labs の不具合によりキーが使えない場合は、再発行または返金で対応します。詳しくは、以下の特定商取引法に基づく表記と利用規約をご確認ください。
ほかの困りごとの解説を読む
- kintoneで土日祝を除いた営業日の期日を自動入力する
- kintoneの日付を令和などの和暦で表示する方法
- kintoneで年齢・勤続年数を自動計算する方法
- kintoneで関連レコードの件数や合計を親レコードに保存する
- kintoneのテーブルの行数を決めて追加・削除を制限する
- kintoneで条件によって必須項目を変える方法
- kintoneで保存時に全角・半角や空白をそろえる方法
- kintoneのテーブルの値を1つの文字列にまとめる方法
- kintoneで日付と時刻から日時を作る・文字列の日付を変換する方法
- kintoneでフィールドの変更履歴をテーブルに残す方法
- kintoneの一覧にテーブルの行を表示する方法
- kintoneでフリガナを全角カタカナにそろえる入力チェック
- kintoneで日付から年度と四半期を自動入力する
- kintoneのレコードからExcelのひな形で帳票を作る