kintone の使い方

kintoneのレコードとCSVを突き合わせて差分を確認する

別のシステムから受け取ったCSVと、kintoneに登録済みのデータが合っているか、取り込む前に確認したいことがあります。請求番号や商品コードを手がかりに同じデータを対応付けると、値の違いと片側にしかないデータを見つけられます。まず架空の商品データで、無料の文字比較を試します。

まず標準機能でできることを確認する

CSVの内容をアプリへ反映するだけなら、標準の「ファイルから読み込む」を使えます。「レコードの更新と追加」で更新キーを指定すると、キーが一致するレコードを更新し、一致しない行を新規登録します。商品コードなどを更新キーにする場合は、フィールドで「値の重複を禁止する」を有効にしてください。読み込む前に、登録済みのデータをバックアップとして書き出します。

数件を確認する場合は、一覧を商品コードなどで絞り込み、CSVの値と見比べる方法があります。一覧の絞り込みはアプリ内の条件で対象を選ぶ機能なので、手元のCSV全体と自動で突き合わせる処理にはなりません。件数が増えると、コードを探し、値を見比べ、片側だけのデータを探す作業を繰り返すことになります。

書き込み前に差分をまとめて確認する場合は、「CSV とアプリの突き合わせ」を使えます。無料でキー1列と文字1列を比較し、全差分をCSVに保存できます。レコードの追加・更新・削除は行いません。結果を確認して、どちらを修正するか判断してください。

公式ヘルプ:CSVからレコードを追加・更新する、一覧に表示するレコードを絞り込む

プラグインをアプリに追加する

空のテスト用アプリに、文字列1行の「商品コード」と「品名」を用意してください。架空のレコードを3件作り、商品コードと品名をそれぞれ「A001・ノート」「A002・青ペン」「A003・消しゴム」にします。CSV側も3件を用意します。先頭行を「商品コード,品名」とし、2行目以降に「A001,ノート」「A002,赤ペン」「A004,定規」を1件ずつ改行して入力し、UTF-8の.csvファイルで保存してください。

  1. 管理者は「CSV とアプリの突き合わせ」の配布ページから署名済み ZIP をダウンロードしてください。展開せずに使います。
  2. kintone システム管理の権限を持つ管理者が、画面右上の歯車メニューで「kintone システム管理」を選びます。「プラグイン」→「読み込む」を開き、ZIP を選択してください。
  3. アプリの管理者は、使うアプリの設定画面で「プラグイン」→「追加する」を開き、「CSV とアプリの突き合わせ」を追加してください。追加した製品の行にある設定用の歯車を押すと、プラグインの設定画面が開きます。

設定してテスト用レコードで確かめる

  1. プラグインの設定画面で「保存」を押し、アプリの設定画面で「アプリを更新」を押してください。「金額・日付・複数列の比較を使う」はオフのままにします。無料の範囲だけなら試用は始まりません。
  2. PCで一覧画面を開き、「左の CSV」で用意したファイルを選びます。「文字コード」は「UTF-8」にし、先頭5行のプレビューで文字と列を確認してください。比較対象は、ログインユーザーが閲覧できる全レコードです。一覧を絞り込んでいても、その条件は比較に適用されません。CSVを特定の期間だけに絞っても、アプリ側の期間外のレコードは片側だけの差分に含まれます。
  3. 「左: CSV のキー列」と「右: アプリのキー」で、それぞれ商品コードを選択してください。キーは同じ商品を対応付けるための値です。比較する列は品名だけにチェックを入れ、対応する「アプリの比較フィールド」で品名、「比較方法」で「文字列」を選びます。商品コードの比較チェックは入れず、全角・半角と先頭ゼロの設定はオフ、空白は「そのまま」にしてください。
  4. プレビュー・列の対応・全件を比べることを確認するチェックを入れ、「突き合わせる」を押してください。一致が1件、変更が1件、追加が1件、削除が1件になります。A002は赤ペンと青ペンの違い、A003はアプリだけ、A004はCSVだけとして表示されます。「追加」はアプリにだけあるレコード、「削除」はCSVにだけある行を表します。このプラグインがレコードを追加したり削除したりすることはありません。
  5. 「全差分を CSV 保存」を押し、A002・A003・A004の差分が保存されることを確認してください。画面は差分の先頭200件まで、CSVには全差分が含まれます。実務では同じ対象期間のデータを用意し、保存した差分と元資料を照合してから修正方法を決めます。
  6. 金額差・日付・複数列も比較する場合は、設定画面で「金額・日付・複数列の比較を使う」を有効にして保存し、アプリを更新してください。初めて有効にして保存した日から30日間、追加機能を試用できます。パックをお持ちの場合はそのキーを入力します。たとえば数値の「請求額」を追加し、A001のアプリ値を1200、CSV値を1000にして、「比較方法」を「金額」にすると、差額は200です。差額は「アプリの値 − CSVの値」です。プラスならアプリの方が大きく、マイナスならCSVの方が大きいことを表します。日付の表記をそろえる比較や、品名と請求額を同時に比較する機能もパック版の対象です。

動作する範囲と更新のタイミング

無料版でできることとパック版で増えること

無料版は期限なく使えます。無料版とパック版は同じ ZIP で、管理者が設定画面に全部入りパックのライセンスキーを入力すると機能が増えます。この製品単体の販売はありません。

項目無料版(基本の機能)パック版(機能を追加)
キー・文字比較列1 キー・1 列1 キー・複数列
金額差・日付の正規化なし使える
差分の CSV 保存使える使える

このプラグインで有料の機能を使う設定を初めて保存した日から 30 日間は、ライセンスキーなしで追加機能を試用できます。無料の設定だけでは試用は始まりません。試用終了後も設定は残り、無料の範囲で動作します。

全部入りパックの内容と料金を確認する

全部入りパックは年 29,800 円(税込)で、次の 15 製品の追加機能を使えます。

「ひな形で作る Excel 帳票」は別売りで、全部入りパックには含まれません。料金と購入方法は、この製品の配布ページをご覧ください。

ライセンスは kintone の環境(サブドメイン)ごとに1つ必要で、有効期間は365日です。サブドメインは、たとえば「〇〇.cybozu.com」の「〇〇」の部分です。同じサブドメインなら、複数のアプリに同じキーを使えます。

購入からライセンスキーの受け取りまで

単品は対象製品の設定画面から、全部入りパックは単品販売のないパック対象製品の設定画面から申し込みます。

  1. プラグインの設定画面で「購入する」を押すと、新しいタブで Stripe の支払いページが開きます。製品名と金額を確認してください。
  2. カード情報と領収書を受け取るメールアドレスを入力し、利用規約に同意して支払います。会社名の入力は任意です。
  3. 支払いが終わると、ライセンスキーの発行画面が開きます。表示されたキーをコピーし、プラグインの設定画面に戻ってライセンスキーの欄に貼り付け、設定を保存してください。

ライセンスキーはメールでは送りません。設定を保存すると、以後はプラグインの設定画面でいつでも確認できます。カード払いの領収書は Stripe からメールで届きます。銀行振込をご希望の場合は、請求書による銀行振込の案内をご覧ください。

自動更新・自動課金はありません。続ける場合は、設定画面の「更新する」から手続きしてください。有効期限を過ぎても14日間は猶予期間として有料の機能が動き、その後は無料の範囲で動作します。設定は残り、有効なライセンスキーを入力すると有料の機能を再び使えます。

販売事業者は Tsugite Labs です。ご不明な点はお問い合わせのページからメールでご連絡ください。キーの表示後は、お客様のご都合による返金はお受けしていません。Tsugite Labs の不具合によりキーが使えない場合は、再発行または返金で対応します。詳しくは、以下の特定商取引法に基づく表記と利用規約をご確認ください。

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